みなさんは夜、よく眠れていますか?
最近、睡眠とインテリアの関係について、興味深い結果が発表されています。シンガポールの医療機関〈シングヘルス・ポリクリニックス〉の調査によれば、シンガポール人の4割は平日夜に十分な睡眠がとれていないそうです。睡眠時間が7時間未満の人の割合が、米国、英国などよりも多かったのです。一方、英国人の平均睡眠時間は1日8時間を少し切るくらいですが、興味深いことに、別の調査では、寝室の壁やインテリアの色と睡眠時間の間にはっきりと相関関係がみられたという報告があります。例えば、人は青色の部屋だともっともよく眠れ、キャラメル色の壁の寝室だとセックスの頻度が高くなる、という結果が出たのです。調査の結果を見ながら、睡眠と健康のために最適なベッドルームの色を考えてみましょう。
青は昔から水や青空など、静穏な状態と結びつけられることが多く、眠りにつく前に心を静める助けになるのではないかと報告書は分析しています。
青には血圧や心拍数を下げる効果があるともいわれ、これがぐっすり眠れることにもつながるようです。調査では、ブルーの寝室で寝ている英国人の実に58パーセントがだいたいいつもハッピーな気持ちで目覚める、と答えているそうです。すばらしいですね!
眠りの質がよくなるという点で、第2位にランクインしたのがですイエローの寝室です。ブルーの次に長い7時間40分の平均睡眠時間を記録しています。
あたたかみのある黄色は、神経系を刺激して気持ちを穏やかにし、身体をリラックスさせてくれます。
グリーンも気分を落ち着け静めるはたらきがあるため、眠りにつくのに適した色の第3位に入っています。寝室をグリーンにしている人の平均睡眠時間は7時間30分で、うち22パーセントが「明るくポジティブ」な気持ちで目覚めると答えています青は昔から水や青空など、静穏な状態と結びつけられることが多く、眠りにつく前に心を静める助けになるのではないかと報告書は分析しています。
シルバーに近い色で、家のペイントで非常によく使われるグレーですが、この調査の結果はあまりよくありません。寝室がグレーの人は平均で6時間12分しか眠っていませんでした。
報告では、ブラウンとグレーは「とりわけ寝室の場合、暗く気分が落ち込む雰囲気になり、気持ちの上で孤独感や落ち着かなさを感じてしまい、ゆったり心を落ち着けて眠ることができないのではないか」と述べています。
意外にもブルーに続くのが出オレンジの寝室で、平均睡眠時間は7時間28分。あたたかい色味は「安定した、安心感のある雰囲気を作り出し、消化を助けるはたらきもあります。ボリュームのある食事や夜遅い夕食のあとなどに特によい」。
寝室をブラウン、クリーム色、または白にしている人によくみられるのが仕事のしすぎで、週に3回はベッドに仕事を持ち込んでいます。寝室にこの色のどれかを使っている率が高いのは店舗で働く人だそうです。
興味深かったのが、寝室をキャラメル色ベースのインテリアにしているカップルは平均セックス回数が週3回だった、という結果です。
対して赤い寝室にはそんな魔法は起きないようで、こちらは平均週1回だそうです。
ベッドルームの主役の色は何色ですか?
クレド鷹.nakamine