外構工事 タイル「目地」

タイル張りの印象を決める「目地」とは

目地とは

目地(めじ)とはタイルを貼り付けた時にできる一定の間隔のことで、目地の作り方によって外観の印象が大きく変わります。

目地は使用されるタイルのサイズによって標準の目地幅が決められています。できた目地の部分には化粧目地雇用セメントモルタルを詰めます。

またタイルは気象の変化に伴い膨張収縮を繰り返します。そのため壁面3~4cmの間隔に収縮調整目地を設けることで、タイルが剥離を起こす危険がないようにします。

 

 

玄関ポーチをタイルにするメリット

①デザイン性が高い

タイルは各建材メーカーが高品質な製品を多く売り出しており、「おしゃれな製品」が多いです。

選択できるデザインの幅も広く、真っ白なタイルから黒色のタイルまで、手触りもつるつるなものからザラザラなものまで、多くの選択肢があります。

選択肢が多いため、家本体のテイストが和風でも洋風でも、外壁の色が何色でも必ず合う色味・デザインのものがあります。

②耐久性が高い

「耐久性の高さ」もタイルを選択する理由のひとつです。

タイルの製造方法はおおまかに以下のとおり。

  1. 石を砕いた主原料を金型に充填し、プレス機で押し固める
  2. 整形した材料に釉薬を塗る
  3. 焼成処理を行い完成

つまり、磁器や陶器と同じように石を元にした主原料を高温焼成した、とても安定した性質を持つ製品なのです。

長期的に安定していることは当然として、傷や摩耗にも強いため頻繁に人が出入りする玄関でも安心して利用できます。

唯一、硬い重量物をタイルに落とすと食器が割れるように、タイルも欠けが生じたり割れたりすることがあります。

③水に濡れても滑りにくい(製品による)

「水に濡れても滑りにくい」ことも大きなメリットです。

玄関は雨が吹き込む日には濡れることもあり、ツルツルと滑りやすい製品だと危険に感じることがあります。

タイルの中には、ザラザラとした表面になる加工を施した製品が多数あり、雨や雪の日でも安心して足を踏み入れることができるでしょう。

滑りにくさを重視する場合は、建材メーカーのカタログに滑りにくいことが書かれている製品を選択しましょう。

④お手入れが楽

「日々のお手入れが楽」なのも大きなメリットです。

玄関は大人、子供、宅配業者、様々な人が集まり踏んでいく場所です。

常に綺麗にしたいと考えても、掃除に時間がかかれば熱量も失われてしまいます。

タイルの玄関は吸水性が低いことが多く、水気や汚れを浸透させることがありません。
このため、ホウキ1本で掃くだけでも十分綺麗になりますし、水で流して掃除するのも簡単です。

⑤比較的安価

「お値段がこなれている」ことも、よく使われる理由のひとつです。

モルタルなど、安価に施工できる仕上げと比べるとコストがかかりますが、天然石などの製品と比べると安価で、価格帯はちょうど真ん中くらいと考えましょう。

その割に天然石のような風合いを持つタイルも多く、気軽に高級感の演出ができる素材といえます。

注意する点は、タイルの値段もピンからキリまであり、高額なものは天然石に匹敵する値段で販売されているので、デザインと値段とのバランスを見ながら決定しましょう。

 

現場完了写真も後日掲載したいと思います。

 

nakamine.